「成澤広幸の星空撮影地105選」、11月19日発売です!
「第2回日本旅行写真主催 星空のある風景フォトコンテスト」入選者の作品がぎっしりと詰まっています。
素晴らしい作品ばかりで、私の写真がなくてもとても読み応えのある一冊になったと思います。
105の撮影地にそれぞれコメントをつけるのは、なかなか骨のいる作業でした。
ここからは東が開けているんだな、冬に撮影するとここからオリオン座が見えるな・・・など
もちろん行ったことのない撮影地もありましたから、都度情報を集めるのはとても苦労しました。
これから星空撮影を始める方にとっては、撮影地情報以外にも有益な情報が詰まっていると感じています。
皆さんの撮影の一助になれば本当に嬉しいです。

以前のブログでも書きましたが、今回のお話は引き受けるべきかどうか本当に悩みました。
デジタルカメラの進化に伴って、星空を撮影する人はたくさん増えました。喜ばしいことです。
反面、写真人口の増加で必ず起こるのはマナーの問題です。
星空撮影の場合は「私有地への侵入」や「光の扱い方」についてのマナーが問題になると思います。
みんなの星空撮影地が一部の人たちのせいで出入り禁止になったり
光のマナーが悪いせいでトラブルになったり、事故が起こったり。
撮りたいと思っても「怖い」「トイレが心配」などの不安要素があったり。
みんなの悩みを解決してあげたいと本気で考えて、今回の仕事を引き受けることにしました。
でも、マナーの話ってどうしても説教臭くなってしまうんですよね(汗)
なので、楽しく読んでもらいながら、みんなにマナーを学んでもらうにはどうすればいいかなってことを第一に考えて
いくつかの試みをしました。
その中で一番うれしかったのは、デジカメウォッチやデジタルカメラマガジンで連載中の「カメラバカにつける薬」の作者。漫画家・飯田ともきくんと一緒に仕事ができたことです。
彼と知り合ったのは5年ほど前でしょうか。今回このようなコラボができて本当に良かった・・・。
彼の漫画のおかげで、本書にとても良いアクセントをつけてくれています。
マナーと星空撮影あるある、そして説教臭くない・・・。
楽しく星空撮影のいろはを学んでもらえる内容になったと感じています。
本書を手に取ってくれた皆様が、マナーを守って星空撮影を楽しく撮影できることを強く願っています。
たぶん、今回の手法は批判される方もいらっしゃると思います。
私もこれが正解だとは思っていません。他にもやり方があるかもしれません。
ですが、与えられた機会を最大限活用しようとした結果が今回の決断です。
共感はできなくても、理解していただけるとありがたいです。
いろいろとつづりましたが、本書を楽しんでいただけると嬉しいです!!
最後に入選者の皆様、誌面掲載おめでとうございます!
また、掲載を快諾いただきありがとうございました。
もし星空撮影地でお会いすることがあれば、直接お礼を言わせていただきたいと思います。
それでは「成澤広幸の星空撮影塾105選」、発売をお楽しみに!!
発売後の11/21(木)は、ビックカメラ池袋東口カメラ館でトークショー&サイン会を開催します。
こちらもお楽しみに!!
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ひでっち (水曜日, 13 11月 2019 18:15)
成澤さん、今年も出版おめでとうございます!!
また星空の袂、楽しいお話でもしながらお会いしましょう。発売が待ち遠しいです・・・(^^ゞ
なりさわ (水曜日, 13 11月 2019 18:44)
ひでっちさん、コメントありがとうございます。
賛否両論あると思いますが、みんなのためになれば嬉しいです。
撮影地を公開することに危惧されている方は多いと思いますが・・・入選作品は有名撮影地がほとんどでしたね。
初心者の方にしてみれば、ど真っ暗な場所よりも、誰か彼かすでに撮影してるくらい有名な場所のほうが安心感があると思いました。
発売されたら、また一杯やりましょう!